日々のヒラメキ

supaermarket_01

あらためて、「もったいない」を考える。

date  2015.06.25

 

6月も後半戦に入り、いよいよ梅雨本番!

天気予報では、毎日のように傘マークを出していますが、

今頃の予報は難しいらしく、週間予報などはあてにならない状況です。

というか、どうにでも受け取れるビミョーな表現。

基本は曇りだけれど、時々薄日も射して、でも急に雨が降ることもある!

…みたいな毎日が続きます。

 

この時期になると、お馴染みなのが

「エルニーニョ(もしくはラニーニャ)」

 

日本から見て地球の裏側の南米ペルー沖あたりの海面温度が高く(低く)なり、

それが原因で地球上のあちこちに異常気象を引き起こす。

スペイン語で「男の子(=エルニーニョ)」「女の子(=ラニーニャ)」

と名付けられたこの現象が、いたずらを始めると、世界中が大迷惑!

ということで、今年の梅雨は展開が読めないようですから、

今しばらくは、自らの身は自らで守るという精神で臨む必要があるようです。

 

話しは変わり…、約10年前のこと。

2004年に、アフリカの女性として初めてノーベル平和賞を受賞した

ケニアの元環境副大臣 故ワンガリ・マータイさんが

受賞の翌年2005年に来日した際に感銘を受けたとされる日本語 

 

「もったいない」

 

英語に訳すと MOTTAINAI  (そのままです…)

 

大震災の際の人々の対応や、昨年のブラジルW杯でのスタジアム清掃など

この国の民度の高さは常々世界から評価を受けますが、

「もったいない」という言葉は、他国語に訳しようのない言葉として

単なるワードではなく、ある種のスピリットとして

今も環境問題への取り組みのタイトルに使われています。

480_90official1

 

 

このところこの国では、少々景気も上向きとなり

日経平均株価も20000円越えをキープ。

ミニバブルを懸念する声も囁かれ始め、

2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでは、

行け!行け!な感じが広がりつつあるように見えるのですが、

(もちろん、コトはそう単純な話しではありませんから、要注意です!)

そういう風潮ともなると、忘れられがちなのが 「もったいない」の気持ち。

 

そんな折の先月(5月)21日。

ことはヨーロッパ・フランス議会でのお話し。

この日同議会では、ある法案が全会一致で可決されました。

ある法案とは…

 

店舗面積400㎡超のスーパーが
売れ残った食品を廃棄することを禁止する!

 

という法律。

報道によると、同議会で全会一致!ってのは、滅多にないことらしい。

 

この法律のものとでは、

大手スーパーは、まだ食べられる食品については

慈善団体に寄付をするか、家畜の飼料や農業用堆肥に転用しなければならないし、

そのことを証明するために必ず慈善団体と契約を交わさなければならない。

そしてこの動きは、イギリスにも広がってきているとのこと。

 

翻ってこの国の現状は…、一昨年の政府広報によれば

年間の食品廃棄量は、食品消費全体の2割にあたる約1800万トン!

このうち売れ残りや食べ残しなど 「本来食べられたはず!」

の所謂食品ロスは、500~800万トンに上る。

これはこの国のコメの年間収穫量(2012年850万トン)に匹敵し、

国民一人あたりでは、おにぎりが1~2個毎日毎日捨てられていることになる!

ちなみに世界の食品援助量は、2011年実績で390万トン(WFP発表)

 

いくらなんでもこれは、もったいな過ぎませんか?

 

制度の問題もあり、賞味期限が迫った食品が返品され廃棄されるという現実。

その一方で、多くの人たちが未だに飢えに苦しんでいるという、これも現実。

 

ブッフェ(バイキング)形式のパーティ会場で、山のように残されたお料理。

安い時に買い溜めて、使わないまま期限を迎えた食品が家庭にどれだけあるか?

 

今のところまだ、外食産業に景気回復の恩恵は少ないようです。

また円安等に伴う価格上昇もあり、

今まで以上にモノを無駄にする傾向は目立ってきてはいません。

 

そうです。これは簡単な問題ではありません。

というか、解決が非常に難しい問題です。

もちろん、私が答えなど持ち合わせているはずもありません。

 

今この時に…、
あらためて、「もったいない」を考える。

 

 syokuji_01

今日も、ごちそうさまです。(合掌)

 

Nofiji.

 


Categories

  • お知らせ

    バウコミュニケーションズからのニュースやトピックスをお届けします。

  • 制作事例
    バウコミュニケーションズが手掛けた制作物やイベントなどを紹介します。
  • 日々のヒラメキ

    マーケティング室スタッフが日常の中に落ちているマーケティングのヒントをブログ形式で綴ります。

  • 食べるのもお仕事

    食べること大好きな女子社員がお届けする食のレポートです。

  • 生活者レポート

    旬な話題やトレンド商品など、暮らしにまつわるテーマを幅広く取り上げて生活者の思いを分析します。

  • バウレポート

    販促のポイントになる食のトピックを掘り下げ、主婦の”いま”のホンネを探る毎月発行の自社マガジンです。

  • 暮らしのデータ
    食品流通小売の販促計画立案に役立つ生活者の動向を月別にまとめたマスタープランです。
    当社専属生活者モニター組織「LiNS」による食生活や日々の暮らしに関するアンケート調査です。
全国約6000万台のテレビが新たな販売チャネル!おうちでピッとお買い物 テレビスーパー
week52MD 生活者視点のコミュニケーションストーリー

制作事例

株式会社バウコミュニケーションズ

Copyright (C) BAU COMMUNICATIONS Inc.