日々のヒラメキ

kyoto

おでんと秋刀魚のお話し。

date  2017.08.31

8月も最終日となった今日。

大阪では真っ青な空が広がり、

気温は30℃を超えて真夏日となったものの

乾燥注意報が発令されるほどのカラッとした空気。

 

昼と夜の長さが逆転する秋の彼岸までひと月を切り、

近頃は徐々に暗くなる時間が早くなってきたし、

秋は、もうすぐそこまで来ているようだ。

 

今年の夏は、東と西で
ずいぶんと様相が異なった。

東北・仙台では、7/22~8/26の36日間連続で降雨を観測。

東京でも21日間連続と、あと1日で最多記録タイ。

パラパラと降るだけの0.0㎜という日も含めての記録ではあるが、

曇っていることによる日照不足は、農作物の生育などに影響が出そうな気配。

 

逆に西では、突然の雷雨や局地的な集中豪雨はあったものの

35℃を超える猛暑日が続くことも多く、「暑い夏」であったようだ。

 

本日発表の気象庁1ヶ月予報では、

9月は比較的晴れることが多く、暑い日も続きそうではあるが

秋分の頃にはその暑さも落ち着きそう、とのこと。

「暑さ寒さも彼岸まで」。

昔の人々は、本当にうまく言うものである。

 

日本のトップクラスの観光都市京都市が8/29に公表した資料を見ると

2016年の延べ宿泊客数は、
2,150万人で、前年比5.6%増。

うち632万人が外国からの所謂インバウンドで、前年比2.6%増。

8月は4月や7月、10月と並んで最も多い月のひとつ。

そしてこれは、日本人・外国人ともに同じ傾向。

 

宿泊者全体の平均宿泊日数は、1.52泊で

都道府県別で全国第2位の東京都を上回っているが、

外国人に限って見れば、1.98泊となり

これも都道府県別で全国第1位の東京都を上回っている。

 

この資料を見ていると、インバウンドの方々は地域によって差はあるものの

この国に滞在する日のうち、概ね3割程度は京都で過ごす傾向が読み取れる。

 

京都市情報館ホームページ

http://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000224921.html

 

8月の京都は盆地特有の蒸し暑さが続き、

いくらTシャツに短パンという軽装でも、少し歩いていれば汗が吹き出す。

そして誰もがひと時の涼を求め、補給する水分を手に入れるのがコンビニ。

 

汗だくでたどり着いたコンビニでペットボトルの水を手にレジに向かうと、

そこにはすでにドーンと
おでんの鍋が鎮座している。

 

oden 

ローソンでは、今年は8月8日から全国の店舗でおでんの販売を開始。

最大手のセブンイレブンでは、8月15日から。

またファミリーマートでは、22日から全国の店舗で販売を開始した。

(各社とも先行して販売したり、通年で販売する店舗もある)

 

人は暑くなると冷たいものを欲するのだが、

それも8月になると冷たいものに慣れ、そして少々飽きが来るころとなり、

ちょっと暖かいものでも食べようか、となるらしい。

また、冷房が効いて寒いくらいの室内でお仕事をしている方々、

特に女性たちは、レジ横に置かれたおでんの鍋から

ふたつみっつと好みのおでん種をつまみ上げるようになる。

そういう傾向を捉えてこの時期に売り出すことにより、

本格的な需要期を迎える前のプチ需要がかなりあるようだ。

 

うるさかった蝉の鳴き声が徐々に小さくなり、

夕方には虫の声が聞こえるようになるこの頃。

家でおでんの鍋、というのは少々気が早いように思うが、

帰り道のコンビニでおでんをテイクアウトされる方も多いのだろう。

 

スーパーマーケットでも「秋」をテーマにしたプロモーションが始っているが、

やはりこの時期一番秋を感じさせてくれるのは、

名前の通り「秋刀魚」。

最もシンプルに秋を感じられる「秋刀魚の塩焼き」は、

この時期どこのご家庭でも一度は食卓に登場するのではないだろうか。

sanma 

しかしこの日本人が大好きな秋刀魚の漁獲について、

少々というかかなり気になることが…。

 

概ね20~30万トンで推移していた秋刀魚の漁獲量だが、

昨年、一昨年と約11万トン程度に低迷している。

これは中国や台湾、韓国などの漁船が、秋刀魚が日本近海に来る前に

規制のない公海でごっそりと獲り始めたことによるらしい。

 

危機感を持って臨んだ先月の北太平洋漁業委員会で日本は、

秋刀魚の国・地域別漁獲量の新設を提案したものの、

中国や韓国、そしてロシアの反対で合意に至らず、

当面は現在の状況が継続することになるようだ。

 

もちろん秋刀魚はこの国だけのものではないし、

世界中の誰にでもそれを獲って食する権利があることは明らか。

ただ、養殖で量を確保することが難しい魚は、その全体量が限られる。

従ってそれぞれの食習慣なども鑑みながら、

一定のルールを作って分け合わなければ、喧嘩になってしまう。

 

うまく落としどころを見つけなければ、秋の代表的な味覚である秋刀魚が

高級魚となって私たちの口に入らなくなってしまうかもしれない。

 

明日からは9月。

さて今日は、帰り道のコンビニでおでんを買って、

一杯やりながら秋刀魚の行く末を考えてみることにしよう。

 

 

Nofuji.


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