日々のヒラメキ

douiukoto

ふぁいとぉー! いっぱぁーつ!

date  2015.10.29

 

昨日(10月27日) の経済産業省特許庁のニュースリリース

「新しいタイプの商標について初めての審査結果を公表します」

 

今年(2015年) 4月1日に施行されその出願が始まった

「新しいタイプの商標」。

 

新しいタイプの商標とは?

特許庁によれば、文字・図形・立体やそれらの結合等の従来のものに加えて、

新たに導入された「動き」「ホログラム」「色彩のみ」「音」「位置」の

5タイプを指す。

 

10月23日までに1039件(暫定)の申請があったようで、

それらの審査が進められており、その登録認定第1弾が公表された。

 

その内訳は、動き:16件 ホログラム:1件 色彩:0件 音:21件 位置:5件で

合計43件となっている。

 

2020年東京五輪のエンブレムで、その意匠が問題となったことは記憶に新しいが、

これからは商品開発やブランディング、広告宣伝等に際して、

さらに注意を要する項目が増えることになる。

 

今回登録を認められたものの一例としては…

音商標では、

新聞等でも報道されたのでご存知の方も多いだろうが、

栄養ドリンクの定番「リポビタンD」のCMで、

そのキャラクタータレントが叫ぶひと言。

「ふぁいとぉー! いっぱぁーつ!」

公表された資料によれば、「音」に関するその他の商標の多くには

楽譜が添付されており、具体的な音階等が指定されているのに対して、

 

本商標は、「ファイト―」と聞こえた後に、

「イッパーツ」と聞こえる構成となっており、

全体で約5秒間の長さである。

 

と書かれている。

(う~ん、そのままではないか…)

 

同様な感じのものとしては、伊藤園の「おーい お茶」。

 

本商標は、「おーい お茶」という人の音声が聞こえる構成となっており、

全体で4秒の長さである。

 

とのこと。

(う~ん、やはりそのままではないか…)

 

逆に細かく指定されているものとしては、小林製薬のものが多く目につく。

たとえば、「ブルーレット おくだけ」などは、

ピアノやギター、ベース・ドラムといった

パートの譜面までしっかり記載されている。

 

位置商標では、例えばエドウィンのジーンズ。

そのお尻のポケット横に、ロゴを赤い布に刻んで縫い付ける。

これが位置商標として登録されることとなる。

また、富士通のノートPCなどもあるのですが、

これは一見しただけでは、どの部分が商標となるのかがよくわからない。

 

動き商標では、菊正宗酒造。

一升瓶が風呂敷にくるまれている状態から、その風呂敷が解けて行くプロセス。

この「動き」が6コマの画像で表示されている。

他には、小林製薬のお腹を輪切りにした20コマの画像なども、

その登録に関する詳細な解説をぜひ聞いてみたいと思う。

(と言うか、聞かないとわからない!)

 

ホログラム商標としては、三井住友カードのものが唯一となっており、

これは意匠の延長線上として何となく理解可能な領域。

 

ちなみに今回、色彩商標は申請件数が5タイプ中トップの423件にもかかわらず

登録が認められたものは0件となっており、その判断の難しさが醸し出されている。

 

「ちょいネタ」的に語るには、いいテーマではあるのだが、

先ごろ基本合意されたTPPでも「知的財産権」に関わる項目があるなど、

さまざまな権利に関する「決まり事」は、

今後もどんどん変化し、更に複雑になって行くだろうから、

「私には直接関係はないな…」という姿勢は禁物。

入手可能な情報は、常に更新しながら、

信頼できる専門家への相談なども必須となるだろう。

 

かく言う当ブログでも、担当者の厳しい(?) 検閲が行われており、

この記事が陽の目を見るかどうかは、微妙であろうと思われる。

 

※経済産業省ニュースリリース

 http://www.meti.go.jp/press/2015/10/20151027004/20151027004.html

 

nofuji.


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