日々のヒラメキ

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コーヒーを巡る冒険 その一

date  2017.02.17

マーケッターとして、最近とくに見逃せないトレンド領域の一つに

コーヒー

をあげることが出来る。

 

もちろん個人的にコーヒー好きということもあるが、
コーヒーにまつわるエトセトラをかいつまんで述べて行くと、
果てしなく話題が広がってしまいそうな気がするので、
身近なところから、ちょっとづつ考察してゆきたい。

 

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まずは、

日本人はコーヒーを
どのくらい消費しているのだろうか、

という話。

 

消費といえば、総務省の「家計調査」だが、
このところ面白い統計データが発表されている。

『品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング』
というのがそれで、二人以上世帯を対象に、
全国でその品目を一番多く消費しているのはどこか?がわかる統計だ。

最新は2013年~2015年の1世帯あたりの平均値で、
様々な品目の消費金額と購入数量から順位が付けられている。 

<参考URL>

http://www.stat.go.jp/data/kakei/5.htm
(総務省統計局HP:家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成25年(2013年)~27年(2015年)平均))

 

ここでコーヒーのランキングを見てみると(インスタントコーヒー・コーヒー豆)、
金額では全国平均が 5,802円に対して、

1位 京都市 7,812円
2位 奈良市 7,471円
3位 金沢市 7,267円

と、

何故か日本文化を代表する都市が並んでいる。

 

もっとも、数量ベースでは、全国平均が2,372gに対して、

1位 京都市 3,499g
2位 広島市 3262g
3位 鳥取市 3,178g

と2位以下が変わるが、

トップは京都市になっている。

 

金額と数量の順位の差異が何を意味するのか、
色々な可能性が想像出来て面白い。

 

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かねてより、和のイメージが強い京都だが、

朝食は意外と洋風モーニングなのだ

という話題が取り上げられたりするので、
それは本当なのか?関連するパンの消費量を同じ統計で見てみよう。

 

パンの金額の全国平均が29,230円に対して

1位はやはり京都市 38,681円、
2位は洋風イメージ通りに神戸市 37,342円、
3位はなぜか岡山市 36,388円

ということで、

京都市ではパンとコーヒーの消費が
関連している可能性が高い。

(ちなみに数量での順位も同じ)

 

しかし、

朝食との関連はどうなのか、
逆に疑問が湧いた。

なぜなら、パンのなかでも食パンに限定すると、順位が変わってくるからだ。

 

食パンの全国平均金額8,755円に対して、

1位 神戸市 12,981円
2位 堺市   11,044円
3位  京都市 11,004円

という順で、

どうやら京都市は
食パン以外のパンを食べているのだろう

と推測される。(数量順も同様)

 

コーヒーというと、喫茶・外食でも消費シーンが思い浮かぶが、
そちらもランキングが出ている。
(ただしコーヒーに限定するのではなく喫茶の項目で金額のみ)

 

こちらは全国平均5,770円に対し、

1位   名古屋市  14,301円
2位 岐阜市     13,894円
3位   東京都区部 8,879円

となり、

京都市は7位 7,387円

と順位を下げている。

 

名古屋市・岐阜市は、
喫茶店のモーニング文化の根付く地域として名高いことが
ダントツ2トップの理由と思われるし、
東京都区部は単価の影響が考えられる。

とまれ、

京都市はやはり家庭でコーヒーやパンを
日常的に喫食していると思われるのだ。

 

全国的な知名度は判らないが、
古くから営業しているコーヒーショップチェーンが
コーヒー豆や粉を販売している例が多く、2社~3社にとどまらない数にのぼる。

そうした販売店では見ていると、
キロ単位でコーヒー豆や粉を買ってゆくお客さんが珍しくない。

京都市には、
こうした明治以降の食文化の中で

コーヒーを飲む伝統が息づいているのかもしれない。

次は、若い世代のコーヒーへのこだわりを見て行きたい。

 

 

Kikuchi


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