日々のヒラメキ

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レモンから見える、産地との良い関係

date  2016.01.15

やっと初雪の話題が届き始めたこの冬、
スーパーの青果コーナーでは季節の柑橘類が売場をミカン色に染めている。
これから春先までの間、様々な柑橘類が食卓を賑わせる家庭も少なくないだろう。

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昔は冬場にミカンを箱で買う習慣があったと記憶しているが、最近はどうだろうか。
家族団らんの機会が減ったせいか、コタツが家庭から減少したせいか、
風物詩というほど買って食べるということはなくなったような感想を持っている。

さらに言うと、子供の頃に比べてさほど美味しいと思わなくなっている。
もしかすると美味しいミカンは量販品ではなくなって、少々高くても、
生産者からダイレクトに購入するものになってしまっているのかも知れない。

ミカンに代わって
近年存在感が定着しつつあるのが国産レモンだ。

以前は限られた期間だけ販売されていたが、最近はほぼ年中買うことができる。
季節によって表皮が青かったり、黄色かったりと違いはあるが、
共通しているのは抜群に香りが良いことだ。
レモンティーなど単純な楽しみ方ほど香りの高さが味わえる。

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さて、

このレモンの産地は広島県が有名で、

2年ほど前から、宮島など県内の観光地で販売イベントを行うなど
県を挙げてのキャンペーンを行い拡販に努めてきた。
レモン鍋などの推しレシピを展開して来たほか、
レモンを使用したイカ天などが話題を呼び、
ご当地グルメとしてメディアに取り上げられたことも記憶に新しい。

一方、広島県ほど大々的なキャンペーンはしていなくても、
徐々に浸透してきているのが

和歌山県のマイヤーレモンだ。

こちらは豊かな果汁に特徴があり、
スイーツなどに使用するところも増えている。

 

こうした、国産の農産物が
市場に存在感を確立しつつあるのは、

生産者側からの情報発信も増えているからだろう。

ネットで生産者が直売出来る環境が当たり前になったことも大きい。
購入者にとって、スーパーで買うのと生産者から直接買うのと違いがあるのか
という点については、やはり「違う」と感じていて、食べると「判る」のだ。
面倒だから農産物を全て産直品でとは思わないけれど、
農家さんの朝市を見かければ買いたいと思うし、
ドライブ途中の道の駅には「道の駅」に寄ろうかと思うし、

旅行の楽しみの一つは、
確実にそうしたローカルな産品との出会いだと言える。

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そうした意味では、

出会いのきっかけをどう作ることが出来るのか

が重要なポイントだろう。

「物産展」も良いのだろうけれど、そうした販売機会だけではなく、
双方の想いが交差するストーリーを実感できる場を作れたら、
もっと魅力的なのだろうと思う。

実際にそうしたビジネスモデルを構築し、
高い評価を得ているベンチャーが存在する。
私は知らなかったが、当社の社長に教えてもらった。

流通業は商品を流通させることで
今日の繁栄を築いたが、
6次産業化も含めて、
流通の次のカタチを目指すべき時に来ている
のかも知れない。

レモンひとつからそんな感慨を抱いた冬日だった。

 

 

Kikuchi


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