日々のヒラメキ

宇宙人

危機との遭遇

date  2017.02.24

 昨日(2017.2/23)のグーグルTOPページのアニメーションは、楽しかった。

日本時間の同日未明にNASAが発表した新事実

「太陽系外惑星に関する新しい重要な発見」

という報告を題材にしたもので、とてもよくできている。

 

地球から約40光年離れた系外惑星群(TRAPPIST-1系)で、

従来捉えられていた3つに加えて、新たに4つの惑星が見つかり、

そのうちの3つが「ハビタブル」、
つまり生命生息可能と思われる星とのこと。

 

NASAの該当サイト

https://www.nasa.gov/press-release/nasa-telescope-reveals-largest-batch-of-earth-size-habitable-zone-planets-around

 

世界各地に備え付けられた巨大望遠鏡や、

大気圏外に多数打ち放たれた人工衛星などによる観測精度の向上は、

まだまだほんのわずかではあるが、宇宙の姿を捉え始めている。

 

TRAPPIST-1は、太陽の8%くらいのサイズの赤色矮星で

表面の温度もかなり低めのようだが、

その周りを回る7個の惑星(TRAPPIST-1b~h)は、

中心の恒星からかなり近い距離を保ちながら周回していて、

特にe~gの3つあたりは、水が蒸発せず、凍りもせずという

所謂「いい感じ!」の環境とみられるとのこと。

 

まだまだ不確実なことばかりではあるが、

地球外生命体存在確認の可能性は、かなりの速度で高まっているように思う。

 

しかしながら…

比較的近い、と言っても40光年の彼方。

 

1光年≓9.46兆kmだから、
TRAPPIST-1との距離は、約380兆km!

380,000,000,000,000kmということは、

仮に時速1,000kmで向かったとして、約3,800億時間かかることになる。

日数で言えば、およそ15,833,333,333日。

年数で言えば、何と! 約43,378,995年。

もう、何がなんやらわからなくなる時間であり、

たとえその存在が確認されたとしても、実物にお目にかかるためには、

革命的な科学の進歩が必要になることは間違いないようだ。

 

宇宙飛行士_少年

 

 

などと言う楽しいトピックばかりなら、ワクワクする日々が送れるのだが

残念ながら、世の中そううまくはいかないもの。

 

超大国の新たなリーダーは、周りをかき回し始めているし

不気味な近隣国のリーダーは、スパイ映画もどきの暗殺事件を起こしたりする。

 

そして、もう少し身近なお話しで言えば、

事務用品通販大手A社の巨大倉庫が
1週間近く燃え続けた。

 

リスクヘッジを考慮したバックアップの体制はあるのだろうと思うが、

地震の際の非常電源のようなものであれば、その寿命は短いし、

最新の設備を備えた倉庫の消失は、計り知れないダメージを与えるだろう。

 

一方では、前回も取り上げたのだが、増え続ける宅配荷物への対応。

宅配最大手Y社の労働組合が、
「もう限界!」と白旗を挙げた。

 

毎年毎年増え続ける荷物の数。

そして、それを届けるための条件の厳密化。

それを実現するための人的リソース不足。

さまざま努力が為されてはいるものの、いよいよその限界が近づいてきた。

Y社の17年3月期宅配便取扱個数は、前期比7%増で

なんと18億5000万個!

この国の総人口でみて、一人あたり年間に14.5個余りに相当する。

これはシェアが約5割のY社だけの数量であるから、

単純にその倍以上の数が配達されていることになる。

そしてこの数字が増え続ける。

 

段ボール箱大

 

この二つの話題は、成長を続けるEC事業者や通販事業者と、

そのユーザに対して、とても大きくて重要な問題を提議している。

 

前者は、一本化されたライフラインが閉ざされた時への対応。

決済など、何でもかんでものの機能を持たせたスマホを失くしてしまう、

という危機と遭遇した時、みたいな感じかも知れないな。

 

後者は、以前にも考えたように、「サービス=無料(もしくは低価格)」という、

特にこの国の多くの消費者が前提にしている概念を、

そろそろ本気で見直す必要があるということ。

 

「コト」に対する支出(消費)が重視されている今、

買った商品が、希望の時間(それが極めて短時間であったとしても)に届くという

「コト」に対しての対価を、真剣に考えなければならないと思う。

 

そうでなければ、チキンレースの勝者のみが残り、多様な選択肢が失われ、

過疎地の駅前にあるシャッター通りがまた増えることになる。

そして結果として、バックアップの備えがないリスクを抱え込むのかもしれない。

 

ハビタブルな星の存在可能性が増えることは大歓迎なのだが、

ライフスタイルの選択肢や、その持続性へのリスクが高まることは、

あまり嬉しいことではない。

 

このことはぜひ、TRAPPIST-1の未知の仲間にも相談してみたいものです。

 

ちなみに今日(2/24)に実施されるプレミアム・フライデーについては、

その様子を見ながら、また次回に触れてみたいと思います。

 

Nofuji.


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