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夏休みの宿題

date  2015.07.22

 

梅雨末期の7月16日。

張り出しの弱い太平洋高気圧のへりを回って、台風11号が西日本を直撃。

それなりの体力を持った彼女は、同日深夜四国高知に上陸し

その後、四国中国地方を真っ二つに切り裂く形で縦断。

しかし体力はあるものの脚力が弱いため、長時間にわたりその影響が続き、

関西では各地で列車が停止し、多くの人が缶詰に。

自然災害の中でも比較的予測しやすい台風ですが、

少し読みを誤れば一気にダメージが広がることとなるから、

その通過後にも十分な注意が必要! という教訓が残された。

 

そして3日後。

7月20日は海の日。

前日の関東甲信に続いて、中国近畿東海でも梅雨が明け、本格的な夏の到来!

 

国内の政治問題やお隣中国の経済失速問題などなど

例年になく夏休み気分にならない大問題が山積の2015年夏ですが、

じっくりと時間をかけて取り組まなければならない宿題を

抱えている方も多いのでは…

 

果たして、
ダイバーシティ(Diversity)というワードが、
脚光を浴びるようになったのはいつ頃からだろう。

 

日本語では「多様性」と訳されるこの言葉。

狭義では、「=企業における女性活用」と捉えられているケースが多い。

約2年前、安倍首相が「上場企業なら役員に一人は女性の登用を!」と唱え、

経団連は「女性の役員・管理職登用に関する自主行動計画」を策定。

それを受けて各企業はそれぞれの女性活用計画を公表している。

経団連hp 

http://www.keidanren.or.jp/policy/woman/actionplan.html

 

そして関連省庁でもさまざまな取り組みが行われている。

たとえば、経産省では「ダイバーシティ推進」という政策を掲げて、

「ダイバーシティ経営によって企業価値向上を果たした企業」

を表彰するという事業(?)を展開。

さらには、東証と共同で女性活躍推進に優れた上場企業を

「なでしこ銘柄」として紹介している。

また厚労省では、「ポジティブ・アクション」と銘打って、

雇用の面から男女差を解消する政策を推進中。

というように、

官民挙げての女性活用への取り組みを「ダイバーシティ」と呼ぶことが多い。

 

増加しているとは言え、国籍、人種や宗教、ライフスタイル等々に多様性が乏しく、

生活水準などでも

その格差が比較的小さかった島国らしい「多様性」の捉え方と言える。

 

逆に言えば、それだけこの国の中では
「男性であること」が基本であったと言うことか…

 

所謂少子高齢化の進行によって、この国の生産年齢人口は2017年に60%を割り込み

2060年には50.9%に至ると予測されている。
(国立社会保障・人口問題研究所推計)

 

実数で言えば、2013年に8000万人を割り込み、

その後も順調に右肩下がりで低下しているものと思われる。

 

ダイバーシティの本質論については、いろいろな意見があって当然ながら、

迫りくる生産年齢人口不足を考えれば、

その約半分を占める女性活用への取り組みは、

あながち的を外したものとは言えないようにも思える。

 

ではここで考えなければならないことは何か?

おそらくそれは、

女性活用への取り組みの
ダイバーシティ(多様性)ではないだろうか。

 

定量的に「一人の役員」とか、「3年間で女性管理職を20%増やす!」とか、

決めることにも意味がないとは思わない。

しかしながら、ダイバーシティというワードの本質を考えるなら、

少し違和感が残るのも事実。

 

人事や雇用制度の改正も非常に重要なことではあるが、

何よりも大切なのは、「決められたから従う」と言うことではなくて、

自社にとって、社会にとって、より価値のある取り組みとは何か?

まずは、そこからスタートすることなのではないかと思う。

 

しかしながら、言うは易し…

かく言う私も、

自らに与えられたこの宿題を、夏休み中に提出できる自信がありません。

 businessperson

 

 

Nofuji

 


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