日々のヒラメキ

kyojin

巨人の行方

date  2017.06.19

このところ少々落ち着きのない日々が続き

気が付けばブログの更新も2ヶ月余り振り。

そして季節は、春から初夏、そして梅雨を迎えている。

みなさまは、お元気でいらっしゃいますでしょうか?

 

概ね平年並みの6/7には、

中四国や近畿・東海・関東・甲信越が
いっせいに梅雨入り。

 

ただし、ぐずついたのはせいぜい1~2日で、

その後は、早くて長い梅雨の中休みに突入して、カラッとした晴天が続く。

今日(6/17)も、気温こそ30℃近くあるものの、

空気が乾燥していて、とても過ごしやすい。

 

花で言えば、約2ヶ月前は桜の終盤。

長持ちした今年の桜が散り始めた頃だった。

その後、つつじなどが美しさを競い、

今は、花菖蒲。そして街中でもよく見かけるのが

「紫陽花」。

 ajisai

 

この花の特徴は、その色の変化で

それはまず、土壌の酸性度によって変わると言われている。

一般的には「酸性=青」「アルカリ性=赤」という具合。

さらに土壌とは関係なく、その成長度合によっても変化するため

咲き始めから徐々に変わっていく色合いを楽しむことができる。

 

梅雨の時期、雨露の滴る紫陽花に

この季節ならではの味わいを感じるのも、

この色の変化によるところが大きいのかもしれない。

 

というような話から、徐々に本題に入っていくわけだが

 

 

まずは、

「もやし」のお話し。

 moyashi

 

「もやし」と言えば、庶民の味方の代表選手。

その種類やお店によって、もちろん価格は違うのだが

いわゆる一般的なもやしは、スーパーの野菜売場の中でも

おそらく最も安い商品。

 

普段でも2~30円程度で売られていることが多いが

激安スーパーの更に特売日ともなれば、

1円みたいな価格になることも…

 

ビタミンCや繊維、カリウムなど栄養もしっかり摂れて

野菜炒めやもやし炒め、ラーメンの具材などなど

さまざまな料理に仕えて、美味しくて安い!

「もやしが嫌い!」という人は、あまりいなのではないだろうか。

 

そのな「もやし」の生産者が悲鳴を上げているという。

 

すでにこの10年で100社あまりが廃業し、

このままでは作り手がいなくなるのでは、と危惧されている。

 

そりゃ、一生懸命作っても「1円」で売られてしまうとなれば

誰も作りたいとは思わないだろう。

スーパーマーケットは、「この店は安い(高い)な」という

生活者への印象付けを行う基準商品的な位置付けで見るから

「もやし」で少々赤字でも、ほかの商品で挽回できるかもしれない。

だけど、「もやし」だけを、もしくは「もやし」が主力である生産者には

挽回する手立てがないから、厳しいのは当たり前。

 

このままどんどん生産者が減少すれば、いずれ絶滅!

とまではいかなくても、極端に生産量が減れば、

価格が高騰することもあるだろう。

そして、結果として困るのは生活者。

もやし炒めが高級料理になっては、たいへん困るわけです。

 

正論を言うようでたいへん恐縮なのだが、

「少しでも安いこと」ももちろん大事なのだけれど、

「適切な価格」ということも、大事にされるべき。

 

「フェアトレード」

ご存じのようにこれは、発展途上国で作られた作物や製品を

適正な価格で取引することで生産者の持続的な生活向上を支える

という考え方とその仕組み。

 

大事なことは、その生産に従事する人たちの生活が維持され

できれば一般的なレベルで向上が図られていくことへの社会的な関心。

 

「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしにならなければ、

誰かにしわ寄せが行って、結果として世間が困ることになる。

 

 

そういう「もやし」を含めた野菜や、魚、お肉といった所謂生鮮食品。

オンラインビジネスの巨人「アマゾン」が、
いよいよ生鮮食品の販売を開始した。

 

すでに欧米では行われていた「アマゾンフレッシュ」だが、

日本では「アマゾンパントリー」による、加工食品販売に留まっていた。

始まるのは時間の問題と言われていたサービスだが、

4月末に満を持していよいよ開始。

 

まだまだ東京の一部エリアでのサービスなので、

業界関係者の方々以外では、あまり実感が湧かないかもしれないが、

何しろあの「アマゾン」が提供するサービスですから、

すでに拡大への布石を着々と打っているのだろうと思う。

 

全世界の企業で最も時価総額の高い順、4番目。

アップル、アルファベット(グーグル)、マイクロソフトといった

そうそうたるIT企業と肩を並べる流通企業。

「そこまでする?」と思ってしまうほど、

巨額の投資を厭わず、自らの理念に忠実に具現化していくこの会社。

あまりに投資をするので、利益は先述の3社とひと桁違うのだが、

であるが故に、競合する者にとってはとてつもない脅威。

 

先行して上陸したオフラインの小売業が苦戦を強いられたことから、

「この国の生活者や習慣は特殊だから、アメリカの企業には無理」

などと決めつけている方もいらっしゃるようだが、それは間違い。

巨額の資金を何に使ってくるのか…

どんな一手を打ってくるのか…

常に注視していなければならない。

 

そして、今日(6/17)。

「アマゾンが、アメリカでホールフーズを買収。」

その額なんと! 1兆5千億円!

 

お気付きでしょうか?

日本で最も時価総額大きいグループにいる「イオン」。

6/16終値ベースでの時価総額がちょうど1兆5千億円。

これは、この国で最も大手の企業くらいなら、

いつでも買えてしまうことを実証している。

 

本から始まり、今やあらゆる製品・商品を取り扱う「巨人」。

彼らはどこへ向かうのか?

間違いなく注視しなければならない。

 

nofuji.


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