日々のヒラメキ

9af7dc75443d0e55cb4c0a3f0913cb2d_s

新米の声を聞く前に・・・。

date  2017.08.11

年に一度、お米が注目される季節がきます。

毎年、8月から9月にかけて、
早くに収穫できるお米の“新米”という声が、聞こえ始めます。
そして、10月のピークに向けて、
日本各地から新米の話題が届きます。
最近は、いろいろな銘柄が増え、
出来栄えを競っています。
さて、そんな季節を前に、
お米について考えてみませんか?

お米の購入額の減少を、実感していますか?

お米の購入が年々減っているといわれていますが、
どれだけ減っているか、知っていますか?
「家計調査結果」(総務省統計局)のデータから、その変化を拾ってみると、

<1世帯当たり年間の品目別支出金額(二人以上の世帯)>
  〇1994年  63,444円
  〇1995年  52,852円  *1年で、1万円以上減少する。
  〇1996年  49,964円  *翌年には、4万円台に。
  〇2001年  38,293円  *5年後に、3万円台になる。
  〇2010年  28,610円  *9年で、約1万円減少する。
  〇2016年  23,522円   *2万円を切る年が、近づく。

年々減少を続け、
10年で約1万6千円の減少。20年で約2万6千円の減少です。
20年前に比べると、半分以下の購入金額になっています。
その反面、お弁当やおにぎりは伸びていますが、
お米の減少に比べれば、微々たるものでしょう。

この減少の要因を、
“米離れ”一言で、片付けていいんですか?

前出の家計調査結果で、1994年から1995年の1万円の減少は、
今後じっくりと分析してみたいと思いますが、
今、一般的に考えられる要因として、少子高齢化があります。
食べ盛りの子供たちが減り、高齢者は食べる量が減っていくので、
必然的に、全体の購入金額は減っていきます。
これだけだと、従来の見方で終わってしまいます。

まず生活の変化を見てみましょう。

一番大きいのは、朝ご飯を食べる人が減っている事でしょう。
さらに、朝にご飯を用意しようとすると、手間がかかるため、
朝はパンで済ませるという家庭が増えています。
お昼のお弁当も、学校の給食が、親の負担を減らすという理由で、
全国的に整備されています。
社会人では、弁当男子のように増えている傾向もありますが、
全体を引き上げる量にはなりません。
夕ご飯のメニューによっては、
パンにするという家庭もあります。(例えば、シチューのときなど)
このように、日々の生活の中で徐々に変化していることが、
購入金額に変化を与えているんでしょう。

さらに、直近のグルインで痛感したことが!!

麦や、雑穀を混ぜて食べていることは、
数年前から聞いて、知っている話ですが、
直近のグルインでは、参加者のほとんどの人が、
ご飯を白米のみで食べていないという“声”でした。
(中高生のクラブをしている男の子のお子さんがいる方を除いて)
毎日食べるご飯の色が違うという声もありました。
さらに、“ダイエット”“糖質オフ”という流れが強くあり、
お米の消費に、影響を与えています。
こんな状況の中で、お米の購入は年々減少するのでしょう。
だったら、パンを積極的に売ればいい。
と言う話でもないでしょう。

お米の売り方を、真剣に考える必要があります。

今さらながらという感はありますが、
どこからも、取り組む気配を感じないので、
今から取り組んでも、遅くはないでしょう。
お米を、お米屋さんで買っていた時代は、
ブレンドされたお米の購入が主流でした。
その頃のお米屋さんは、各家庭の好みを知って、
家庭ごとに違ったブレンドしたお米を販売していました。

スーパーで買うようになり、
買う傾向が変化しました。

スーパーで買うようになると、ブレンド米は無理となり、
ブランド米へと、移行していきます。
購入する私たちの方も、お米に詳しくないため、
ブランド米の購入が中心となり、
“コシヒカリ信仰”がピークを迎えます。
それ以後は、全ての販売の機会で、
銘柄米が幅を利かせ、おいしさの基準は
生産と販売者側が決める、訳の分からないABCです。
そこから販売に変化はありません。

生活者の変化に、向き合いましょう。

先ほどのグルインの声のように、
食べ方が、確実に変化しています。
ヘルシーな食べ方を、いろいろ試しています。
その食べ方に対応した情報の発信と、販売方法を考える余地は多く、
女性に楽しみのある売場に変化する可能性があります。
さらに、献立に合わせたお米の提案も、
少量購入が増える傾向が増える今、
魅力のある売り方になるでしょう。
また、ご飯の好みに合わせて、
おすすめのブレンド米を提供することで、
お客様との関係を深める一歩になります。
“お米”の販売には、お客様との関係で、
いろいろ可能性を秘めています。

奥深い魅力のあるお米。
本来は、日本人が好きなお米。
お店や企業にあったお米の売り方を
考えてみませんか?

 

Yamauchi


Categories

  • お知らせ

    バウコミュニケーションズからのニュースやトピックスをお届けします。

  • 制作事例
    バウコミュニケーションズが手掛けた制作物やイベントなどを紹介します。
  • 日々のヒラメキ

    マーケティング室スタッフが日常の中に落ちているマーケティングのヒントをブログ形式で綴ります。

  • 食べるのもお仕事

    食べること大好きな女子社員がお届けする食のレポートです。

  • 生活者レポート

    旬な話題やトレンド商品など、暮らしにまつわるテーマを幅広く取り上げて生活者の思いを分析します。

  • バウレポート

    販促のポイントになる食のトピックを掘り下げ、主婦の”いま”のホンネを探る毎月発行の自社マガジンです。

  • 暮らしのデータ
    食品流通小売の販促計画立案に役立つ生活者の動向を月別にまとめたマスタープランです。
    当社専属生活者モニター組織「LiNS」による食生活や日々の暮らしに関するアンケート調査です。
全国約6000万台のテレビが新たな販売チャネル!おうちでピッとお買い物 テレビスーパー
week52MD 生活者視点のコミュニケーションストーリー

制作事例

株式会社バウコミュニケーションズ

Copyright (C) BAU COMMUNICATIONS Inc.