日々のヒラメキ

DSC_0004

新鮮だった「おいしい広告」

date  2016.10.21

 

PIC00004C

最近、

大学にミュージアムを設け、

所蔵する貴重な資料や収蔵品を公開展示することが増えている。

 

当然のことながら、その展観はそれぞれの大学の特長や得意分野が象徴されていて、
自然科学が強いところ、 考古文物が充実しているところなど様々だ。

入場が有料の場合も多いが、
大規模な博物館や美術館に比べるとわずかな金額で楽しめる。

そんななか、京都工芸繊維大学では8月下旬から

「おいしい広告
 ―欧米と日本の飲食物のポスターを中心にー」

が開催されていたので行ってみた。

決して歴史を俯瞰するというような網羅的なものではなく、点数も多くはないが、
それでも1800年代末から1950年代くらいまでの、
今のような物に溢れた飽食の時代とは異なる視点に気付かされ、
興味深いものだった。

今のようなデジタル画像どころか、写真でさえもないイラストはいずれも美しく、
今でも見るものの視線を捉え離さない。

欧米の物、日本の物と、
それぞれの文化の違いから造形やメッセージは異なるものの、
自らの商品のおいしさに対する自信の大きさは共通している。

美人画のようなものだったり、啓蒙的な文言が連なったりと、表現は様々だが、
感じ取ることができるものは、

その商品によって「生活」がより良く変わること

を当時の人びとが感じ取ったであろうということだ。

「美味」「新鮮」が、
或る意味直接的に広告されすぎている感のある現代からすると、
一体どんな味なのかの表現と かなり距離感のある、いにしえの広告は
随分違いがあってその分表現にむしろ新しさを感じる。 

 

DSC_0005b

 

ちなみに、食べ物にも近しい存在の
「くすりと化粧のアラカルト」という展示も同時開催され、
広告物や江戸時代のピルケースである印籠なども並べられ、
こちらは食べ物とは少々違う、
今も昔も変わらない飽くなき欲望を感じてしまう展示だった。

おいしいことの表現はこんなにも奥深く、
楽しいものだったのかと感心した一日だった。

 

 

Kikuchi


Categories

  • お知らせ

    バウコミュニケーションズからのニュースやトピックスをお届けします。

  • 制作事例
    バウコミュニケーションズが手掛けた制作物やイベントなどを紹介します。
  • 日々のヒラメキ

    マーケティング室スタッフが日常の中に落ちているマーケティングのヒントをブログ形式で綴ります。

  • 食べるのもお仕事

    食べること大好きな女子社員がお届けする食のレポートです。

  • 生活者レポート

    旬な話題やトレンド商品など、暮らしにまつわるテーマを幅広く取り上げて生活者の思いを分析します。

  • バウレポート

    販促のポイントになる食のトピックを掘り下げ、主婦の”いま”のホンネを探る毎月発行の自社マガジンです。

  • 暮らしのデータ
    食品流通小売の販促計画立案に役立つ生活者の動向を月別にまとめたマスタープランです。
    当社専属生活者モニター組織「LiNS」による食生活や日々の暮らしに関するアンケート調査です。
全国約6000万台のテレビが新たな販売チャネル!おうちでピッとお買い物 テレビスーパー
week52MD 生活者視点のコミュニケーションストーリー

制作事例

株式会社バウコミュニケーションズ

Copyright (C) BAU COMMUNICATIONS Inc.