日々のヒラメキ

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東京駅のピンクレディ

date  2015.05.28

好天に恵まれた大型連休があっという間に過ぎ去ったかと思えば、早くも5月末。

そんな中、消費税増税から1年を経過した4月の小売業売上は、軒並み大幅増。

19日に日本百貨店協会が発表した全国百貨店売上高概況では、前年比13.7%増。

20日に発表された日本チェーンストア協会の販売概況では、前年比7.8%増。

続く21日に食品スーパーマーケット3団体が発表した速報値で、前年比8.3%増。

特に都市部の百貨店に限れば16.2%増と、

インバウンド効果も貢献し、大幅なリバウンドとなった模様。

 

政府観光局が20日に発表した訪日外客数は、167万4000人と前年比43.3%増。

そしてこれは、単月では過去最高の記録とのこと。

百貨店協会が同時に発表した外国人観光客の購買・来店に関するデータでは、

免税手続き総売上が約197億5000万円で、前年比なんと! 221.4%の増加!

購買客数は206.6%増で約24万1000人。

ひとりあたりの購買額は約8万2000円で4.8%増。

免税手続きの来店国別順位は、TOP3が中国本土・台湾・香港。

そしてその後に、タイ・韓国・シンガポール・マレーシアと続く。

 

当然免税店では消費税率は無関係ながら、

継続的な円安に加え、根強い日本製品に対する信頼が、

高級品だけでなく日用品にまで、彼らの購買対象を拡大させている模様。

さらには該当エリアの休暇シーズンや、それに合わせた航空新規路線開設や増発。

お花見の季節が訪日客にとって高人気などなど、観光の多様化も進み、

物販だけでなく、コトに対する消費も進んでいるようで、

それらは、徐々に地方にも拡大している様子。

5月には一服の感もあるものの、これからの夏休みシーズンに向けて、

政府では地方創生の柱として観光振興を重視。

ビザ発給の更なる要件緩和やそのエリア拡大など、

訪日する外国人の方々のお財布に好況維持の期待を寄せる。

 

そんな様子を黙認できなくなった中国では、

減速する経済成長を支えるために国内消費を活性化しようと、

衣料品や日用品の輸入関税を6月から引き下げるとのこと。

そりゃ自国民があれだけ大挙して、よその国で買い物する姿を見せつけられたら、

この先に不安を感じるのも無理はない。

しかしながら、売れるモノは、輸入品であることに変わりはないから、

国内産業、特に製造業は今後の成長に大きな不安を抱え、投資は抑制され、

雇用や賃金にはマイナスのバイアスがかかる。

インバウンドの好調さは、かの国の方々のインカムにも左右されるから、

負の循環が始まることはこの国にとっても良いことではない。

地方創生…、などというと非常にドメスティックなことのように感じるものの、

実はすでにグローバルな領域のお話しなのである。

 

で、本日の本題。

この国が世界に誇る国民性。

勤勉、清潔、チームワーク、お・も・て・な・し…などなど 

外国人には理解すら不可能なそれらのすべてを

毎日毎日実感できるのが、

東海道新幹線の東京駅ホーム。

 

ホームに一定間隔で整列した数十名のピンクレディが、到着する列車を出迎える。

そして、折り返し運転となる列車をあっという間に清掃し、

また満席となる車内を快適な空間にして、乗客を迎え入れる。

東京駅で新幹線に乗車したことのある方なら、一度は目にしたことのある光景。

10分足らずで確実に仕事をこなした彼女らは、

ホームの下に巡らされた彼女たちだけの秘密の通路を通って、

また他のホームへと移動していく。

 

しょっちゅう新幹線を利用する私は、ホームのいちばん端(日本橋口側)に立ち、

粛々とかつ恐るべきプライドのオーラを放ちながら繰り広げられるこの光景を眺め、

 

「模倣されることのない(できない)価値」を
感じるとともに、
この国へのインバウンドが、

円安による爆買目的だけではないことを実感する。

 

 

そして、それが平日や休日を問わず、東京駅の東海道新幹線ホーム上、

というこの国でも最もオーディエンスが溢れる舞台で演じられていることに、

この国を支えるピンクレディたちの誇りを、否が応でも感じざるを得ないのである。

 

 

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パワーもらえるなー!

 

 

 

Nofuji

 

 


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