日々のヒラメキ

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江戸時代にあった最新のサービスとは!?

date  2016.05.28

年齢と共に変わる郷土への思い。

恐らく、50歳を越えた頃からだと思いますが、
自分が生まれ育って土地(=大阪)への興味が強くなり、
大阪について書かれている本を、
いろいろ読むようになりました。
そうすると、今まで知らなかった”大阪”に触れることができ、
普段何気なく見ていた景色も、
ちょっと違ったものに見えてきます。 

昭和を振り返る記事が拍車をかけました。

ちょうどその頃に、
昭和の大阪を写真で振り返る書籍が出たり、
各私鉄の歴史を紹介する書籍が出たことで、
自分が育ってきた時代を振り返りながら、
興味深く、近代大阪のことを知ることができたのも、
さらに深みにはまるきっかけになっています。

大阪検定にも興味が・・・。

そしてここ数年は、大阪検定の過去の問題集を見て、
自分がどこまで知っているのかを、
確かめるようになりました。
大阪検定の問題の中には、
自分が生きてきたときに起こったものもあり、
あぁ、自分の時代が歴史になっていると、
感じることがありますから、
そろそろ、大阪検定を受けようかと思っています。

 

「大坂の陣400年」で情報が増えています。

NHKの大河ドラマが始まり、
真田信繁を取り上げられることが増え、
「真田丸」についての紹介や
どこにあったかを調査するテレビ番組を見ていると、
お墓のあるお寺が、真田山にあるので、
あの場所に真田丸があったのかと初めて知り、
今度行ったときには、しっかり確認してこようと思ってしまいます。

 

江戸時代に、こんなサービスがあったのか!?

今までいろいろ大阪の本を読んできましたが、
今年の3月に発行された
『大阪を古地図で歩く本』(ロム・インターナショナル[編]/河出書房新社)
を読み、大阪の商人の凄さを感じたので、
ここに引用させて頂きます。

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『江戸時代に、いまの電気街にあった
 名物旅館の先進的サービスとは?』

「  (前略)
  その長町の旅館街に、ひょうたん河内屋と分銅河内屋という二つ
 の旅館があった。両者は姉妹店で、共に大坂で一、二を争う代表的
 な旅館で、旅人から非常に評判の良い名物旅館だった。
  (中略)
  ひょうたん河内屋は非常に大きな旅館で、部屋数が七〇~八〇も
 あり、数百人もの人が宿泊できた。ただ宿泊するだけでなく、この
 旅館では名所案内者。いわゆるツアーガイドの斡旋もしており、
 観光客が望む場所に効率よいルートで道案内をしてくれた。
  (中略)
  ひょうたん河内屋の引札には、さらに、大阪観光で大変人気の
 高かった道頓堀の芝居見物を希望する人にはチケットも販売して
 おり、引札には旅館で購入した方が安く買えるということが書か
 れていた。
  さらに、諸国への書状や荷物の取り次ぎも行っていた。手紙や
 お土産などの荷物を預かって依頼主の故郷に届けたり、次の宿泊
 予定の旅館へ運ぶサービスである。これにより旅人は少ない荷物
 で旅を続けることができたわけだ。」(以上抜粋)

 

いかがでしたか?知ってましたか?

ここに書かれている旅館のサービスは、
ツアーガイド、プレイガイド、宅配業者・・・。
最近のホテルで、カウンターを設置して、
対応しているサービスと一緒ですね。
このようなサービスが、数百年前の江戸時代にあったことを、
どのように感じられますか?

 

顧客サービス。気持ちに変化はありません。

恐らくこの時代、大阪に多くの観光客が押し寄せていたのでしょう。
そして、今の時代でみると、行楽地のホテル競争のようなことが、
大阪の旅館業界で起こっていたと思われます。
そんな中で、お客様へのサービスを売りにすることは、
必然的なことです。
それも、”お客様の気持ち”にたって、
心地よく泊まって頂き、気持ちの良い旅行をして頂くために、
何をすればいいかということを考えれば、
ひとつ、ひとつの温かいサービスが生れてくるものです。
驚くことに、
江戸時代に、旅館の”サービス”が確立されていたのです。

 

江戸時代から、何か進化していますか?

この内容を見ていると、
サービスしている内容に、最近のホテルと大きな変化はありません。
また、毎年発表される旅館やホテルのランキングで、
上位にきている理由を見ると、”人=接客”ですから、
サービスの項目に、変化がなくても仕方がないかもしれません。
“サービスの項目より、サービスの質”が
求められているのが、現代ですから。
この点では、江戸時代と現代とを比較するすべはありませんが、
人気を博していた旅館ですから、
“質”という点でも、素晴らしい旅館だったのでしょう。

 

お客様合わせは大切ですが・・・。

お客様の気持ちになってと、言うことは簡単ですが、
サービスの内容を、ひとつづつ吟味することが大切でしょうか?
今の時代、求められることは、ある程度どこでも対応できると思います。
だからその前に考えるべきことは、
“お客様”がホテルや旅館で過ごす時間を、
どのように感じて頂きたいかを考え、
みんなが共有する必要があります。
サービスというと、
すぐに<マニュアル>が必要と考える人がいます。
しかし、基本的な理念を共有していれば、
人それぞれの対応が違っても、その違いが魅力となります。
設備や、サービス内容にばかり目を向ける前に、
便利になり、なんでもできる時代だからこそ、
大切になっています。

 

Yamauchi


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