日々のヒラメキ

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消費だけではない川上と川下をつなげる、ということ

date  2017.08.29

食べ物と自分の関わりは消費だけではない

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ITの進化によって生産者と消費者の距離は格段に縮まった。

ネットで直販する生産者サイトはごく当たり前の存在だし、
ポータルサイトや頒布会的なサイトもたくさん有りすぎて
特に目に留まることもない。

そもそもネットでなくても「道の駅」や「産直センター」、
街なかでも「マルシェ」が開催されることが増え生産者から
直接買う機会は多くなっている。

また「ふるさと納税」のように、
生活者の方から積極的に情報を探して選択するケースも拡大した。
必ずしもお得感だけをモチベーションにする場合だけでなく、
自然災害に見舞われた被災地域を応援するなど
生産地に思いを馳せた人も増えただろう。

だから、何となく消費の川上である生産の場と
川下の私たち生活者の接点が増え、
消費が拡大したような感覚を持ってしまっている。

だが、それは本当にそうだろうか。

百貨店やスーパーで物産展が開催され、
野菜や魚といった生鮮品を生産地の方がプロモートされることも多いが、
だからと言って継続的にその産地の食材を買うことは
(出身地など思い入れが強い場合を除いて)少ないのではないか。

むしろその催事の機会にディスカウントされた価格に魅力を感じて
購買するという人が多いと思う。
それはそれでとても美味しいという体験につながれば、
その後商品を選択する理由につながる可能性は高いのだが…。

特に自治体や流通小売り業のプロモーションでの
川上と川下の関係は瞬間的なものであって、そもそもその開催理由も通常との
変化率を求めているので、継続性など考えられていない。

消費という関係性にとどまるまるならばそれも良いのかも知れないが、
例えば生鮮PBのような継続的に購入してもらう必要のある場合には、
もっと深い関係性を構築するべきなのではないだろうか。

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そのためには生活者が、生産物が収穫されるまでのプロセスに
関わることが出来る仕組みがあれば消費だけでなく、
自分が関わったブランドとして親近感も湧くだろうし、
身近な人には紹介するだろうし、食べずに廃棄するなんてことはなく、
食べ切るために色々な食べ方を考えるだろう。

どんなプロセスに参加するかは、
知恵の絞りどころではあるけれどクラウドファンディングのように生活者の側には
ある程度素地は出来つつあるように思う。
実際、そのようなプラットフォームサービスもいくつか存在している。

あとはどうコミュニケーションをデザインして行くかに
かかっていると言えるだろう。

 

Kikuchi


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