日々のヒラメキ

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缶詰グルメが止まらない

date  2016.02.24

大阪に、お酒のアテに缶詰を専門に出す店が

開店したのは2002年のこと。

今でいうオシャレな立ち飲みの走りとも言うような、
少ない資金で開業出来て、調理ノウハウが不要という点を武器にして、
いつの間にやら、

北海道から九州まで、
全国に40店舗以上を展開するチェーンに成長している。


●<参考URL>
  お酒と缶詰が楽しめるお店をテーマにした缶詰バー「mr.kanso 」

 

ディスプレイされている缶詰から好きなものを、
そして、カウンターで好きなお酒をキャッシュオンでオーダーするという
シンプルなシステムが支持されているようだ。
一方で「だし巻き」や「たこ焼き」はじめ、
オリジナル缶詰も、色々開発しているこだわり具合も楽しい。

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さて、お酒のつまみに缶詰をという流れはごくごく自然であり、
「焼き鳥」など昔からそうした需要を想定した商品は存在していたし、
家吞みで「オイルサーディン」にひと手間かけて…とか、
「鯖缶」をアレンジしてというものも、
コンビニが普及する以前から、ごく当たり前だったように思う。

素材としてなら「鮟肝」とか「カニ爪肉」とかのグルメ食も長い伝統を持っている。
しかし、食べる側の態度としては、
缶詰はあくまでお酒を飲む際の引き立て役であり、
しかも、缶詰なのだから、クオリティなどさして問題ではないと言うものであった。
(缶詰だから美味しいという魅力もあるけれど)

 

その流れを変えたのが、国分の缶つまシリーズなのは良く知られている。

2010年の販売以来種類を増やし、100種類以上、
売り上げも結構な額になっているようだ。

●<参考URL>
缶つま倶楽部

特長はお酒のアテのサブ扱いではなく、
本格の美味しさにこだわった缶の中身が主役になった点だろう。
ビールや焼酎・日本酒だけでなく、
ワインやウィスキーを飲むことを前提にしたアヒージョや、オイル漬けなど、
幅広いメニューのバリエーションは、

「今度はこの缶詰を食べてみたい」という
気持ちを引き出し、

主客を転倒させる効果を生んだ。

 

また、その価格帯も従来の常識を覆した。
「フォアグラ缶」など一部を除いて、缶詰と言うものは、
そこそこの価格に収まるものという常識があったと思うが、
居酒屋メニューと同等、或いは軽く超える値段の商品が存在しているのだ。

「缶つま★レストラン オマールエビのオリーブオイル漬け」は2,000円、
「缶つま極 松阪牛大和煮」5,000円

「缶つま極 気仙沼産ふかひれ」に至っては10,000円という値段には驚かされる。

(ちなみにフカヒレは100g)
主にスーパーやコンビニで売れているらしいが、
その存在感世界観が、他の缶詰商品と一線を画していることから、
従来の売場ではなく、独立したコーナーを確立している。

このメーカーの成功例は、あちこちの缶詰メーカーを刺激しているようで、
現在、素材と調理にこだわったグルメ缶が色々なところからリリースされている。

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今までは、ディスカウントが売り物だったリカーショップの缶詰の棚は、
今やグルメを競うコーナーになっていて面白い。

以前から缶詰などを活用したグルメレシピは、周期的にネットで話題になるし、
某メーカーの「カレー缶詰」のように、一度火がついても廃れることなく、
長く人気を博しているものもある。

さらに最近の「ミニマリスト」のトレンドにあって、
最低限の調理器具ですむメニューは、思ったよりも、
長く太いブームになるのかも知れない。

お酒との距離がどうなって行くのか未知数だが、
缶詰グルメにはまだまだ発展して行く可能性が大きく、
注視を続けていくべき存在だろうと思う。

 

 

Kikuchi 


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