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言い訳消費

date  2017.07.13

先日、料理ブログのポータルサイト「レシピブログ」が
ユーザーが検索した人気キーワードをベース選定した、
2017年上半期のトレンド料理ワード大賞が発表されました。

大賞は料理研究家の土井善晴さんが提唱する
日本古来の食事のスタイル
『一汁一菜』

ごはんと味噌汁
※写真はイメージです。

 

個人の感想ですが、
毎日の食事づくりや献立が大変だと感じている方には
気持ちが‘フッ’と軽くなるような
食べることと前向きに向き合えるような考え方だなと感じました。

 

もう一つ、気づいたこと。

 

スーパーマーケットに行けば、
忙しい主婦のことを考えてくれるメニュー提案がいっぱいです。

・メインは肉か魚か、フライパンで焼くだけ簡単

・つけ合わせは手間なく5分で

・汁物も、具材を下ごしらえしておけば簡単

・カットするだけの旬のフルーツ

 

献立

 

でも、「簡単」「手間なし」も、
集まればけっこう豪華な食卓、大いに手間がかかります。

主菜・副菜・汁物・ごはんが基本である、という健康を維持するための大切な概念が
「献立を考えなければいけない」「そのバランスも考えなければいけない」
忙しい生活者へ無意識のプレッシャーになっていたのではないか?
もちろんたくさんの食材から栄養をいただくことは重要ですが、
でも、品目と品数はかならずしも比例しなくても良いのだと、

献立に悩む気持ちに寄り添い、根本から解決しようという発想にならなければと、
ハッとした出来事でした。

 

でもなぜ今、一汁三菜というワードが上昇したのでしょうか?
和食の原点ですので、新しい発想ではありません。

それは
今だから、ではなく、誰が言ったのか、に起因するのではないかと思います。
いつも家庭料理を提案し続けてくれる存在が提唱してくれると、
とても説得力があります。
そこへ共感の気持ちが生まれたのではないでしょうか。
そして、何よりも・・・

 

家族に言い訳が立つのです。

一汁三菜がよいとされている中、
品数が少ない、というのはなんだか申し訳なさを感じてしまうもので、
そんなとき、
「美味しい毎日作る先生だって、この食事スタイルをおすすめしているのだ!」
そんな言い訳が、家族への後ろめたさを払拭してくれ、
むしろこちらの方が体にもいいのだという大義名分まで与えてくれます。

料理だけではありません。
女性はいつも買う言い訳を探しています。
これは女性だけではないかもしれません。

言い訳消費です。

「お得だったから」「頑張ったから」「健康のために」

 

紙袋

 

先日ブログに書いたローフードスイーツ人気も例の一つかもしれません。
(ヘルシーだからケーキ食べてもいいよね!)→前回のブログ

テレビや広告、本で大々的に表現していたならラッキーですが
そうでない場合は生活者は自分で言い訳を考えなければいけません。

欲しい!
(でも家計を守る賢い主婦でもいたい…)

 

生活者の背中を押すような言い訳に
消費のチャンスがあるように思います。

 

 

matsumoto


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