日々のヒラメキ

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3.26 北海道新幹線 開業。

date  2016.04.07

北海道新幹線が、開業しました。

3月26日、北海道新幹線開業の日のニュースを見ていると、
北海道の方々のインタビューから、
本州につながる新幹線への熱い思いを感じますが、
雑誌などの記事を読んでいると、
札幌では、北海道新幹線の開業を冷めた目で見ている人もいて、
北海道をあげて、喜びを表しているようには見えません。
昨年金沢まで開業した北陸新幹線に比べ、
注目度が一瞬のように感じられました。
恐らく、桜前線が津軽海峡を渡るゴールデンウイークや、
夏休みの旅行シーズンには、
もう一度、マスコミでの露出が増えると思われますが、
もう一つインパクトが弱い気がするのは、
単に、北海道が遠いからというだけではないでしょう。

 

北海道へは、新幹線が便利ですか?

今回の北海道新幹線の開業で、
東京駅から新函館北斗駅まで、最速4時間2分で行け、
在来線で函館までは、15分で行けます。
ところで、北海道新幹線を利用する人にとって、
どれだけ利便性があるのか、微妙な気がするのは、
今さら、速さを競ってもと思うからです。
そして、なんと言っても
函館までと言うのがネックになっています。
北海道と言えば札幌が、代表的な都市です。
札幌まで開業するのが、2030年度末ですから、
ちょっと完成が、遅すぎますよね。

 

何故、札幌と函館間を先に作らなかったのでしょうか?

JR九州の話になりますが、
九州新幹線は、新八代と鹿児島中央間が先に開業しました。
それから数年後に、博多と新八代が開業し、
九州新幹線の南北のルートが完成しました。
鹿児島の友人がその時に言っていたのは、
新幹線の計画が、中止になる可能性があったので、
新八代と鹿児島中央を、少しでも早く完成さたかったそうです。
しかし、私のように他県の者から見れば、
新幹線がつながることで、生き方の選択肢が増え、
鹿児島が旅の目的地と成立しました。
さらに観光列車をローカル線に投入することで、
旅の楽しみが広がったのは、言うまでもありません。

もし今回、札幌と函館間が先に開業し、
数年後に、念願の新幹線が青函トンネルで本州とつながれば、
もっと大きなインパクトを、与えていたでしょう。
そして、札幌から鹿児島まで新幹線で〇時間というと、
注目率がアップし、新幹線の利用者も増えると思いますが、
北海道の方々の「新幹線で本州へ」という思いが、
強かったのでしょう。

 

人気の寝台特急がなくなりましたが!

ここ数年、日本各地に走る観光列車が注目され、
多くの寝台特急が、惜しまれつつ廃止されています。
今回も、カシオペアがその任を終えました。
青函トンネルが、目的通り新幹線仕様になることで、
多くの列車がなくなりましたが、
最近の旅行の傾向を見ていると、
乗り物に早さを求める時代から、
旅をする人々のニーズが、個性化しているのが現実です。
今回の新幹線の開通が、旅行を楽しむ人のニーズを
全て満たしているとは、言えないでしょう。
開業日以降の北海道新幹線の乗車率が、
話題になっていますが、
北海道に住まれている方にとっての新幹線の存在も
まだまだ利用価値が少ないのが現実で、
北海道旅行を楽しもうという方にしても、
先述のように、ニーズに合っていないという点もあり、
苦戦が強いられるのは、仕方がないでしょう。

マスコミも、飛行機と新幹線の速さを比較しますが、
旅をする人にとっては、時間の速さに何の価値もありません。
もっと、旅の楽しみ方の広がりを伝えて欲しいのに、
一向にその魅力は、発信されません。

 

北海道新幹線が開業し、楽しめる旅がありますか?

今回、新幹線が北海道につながった事で、
一番の魅力は、函館から鹿児島まで、
新幹線で行けるという事でしょう。
まず大阪から札幌へ飛行機で飛びます。
そして、函館から新幹線の旅がスタートします。
鹿児島まで新幹線を乗り継いで向かいます。
どこで下車するかは、テーマに変化をつける事で、
いろいろなルートが考えられます。
“武将の町をめぐる旅”や
“各地のその季節のグルメを堪能する旅”と、
いろいろな工夫ができます。
これから夏に向けて、
いろいろなツアーが出てくるのを、楽しみにしたいものです。
そして、札幌までの開業をゆっくり待つことにしましょう。
その間に、北海道の魅力を伝える列車のツアーを
2泊3日を基本に、しっかり発信してもらいましょう。
それも夏だけでなく、四季それぞれに。
冬にしかできない、北海道の旅もあるのですから・・・。

 

Yamauchi

 


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