日々のヒラメキ

図3

60歳の「旅」から見えるもの。

date  2015.11.26

「シニア」の生活を分析する。

昨年、還暦(定年)を迎えた私。
仕事を続けているのですが、
生活スタイルに変化が生まれました。
まず、大きく変わるのが「時間」に対する考え方です。
定年までは、曲がりなりにも
会社のスケジュールを優先していましたが、
徐々に変化が・・・。

 

「健康年齢」を意識する。

男性の「健康年齢」は、約70歳。
その10年をどのように生きるかを考えたとき、
自分の時間に重点を置くようになり、
普段は家族の時間をどのように過ごすかを考えます。
そんな中、何を始めようかと言うと、
ご多分にもれず、シニアのアンケートで
いつも上位にあがる「旅行」が増えました。

 

家族旅行は「20年振り」です。

直近で家族と旅行したのは、
子どもが小学生の時なので、約20年振りです。
さらに、夫婦ふたりでの旅行をというと、約30年前。
新婚旅行以来となります。
そうなると、60歳からの「旅」には、
新しいスタイルが生まれてきます。
数年間、旅をしたいと思いながらも、
私は仕事を優先し、妻は子育てを優先する。
そんな中で、押さえてきた想いが、
一気に表に出てくるのでしょう。
その気持ちが夫婦で共有できるかどうかが、
今後の「旅」のスタイルを決めるようです。
幸い、ふたりに妥協点が見つかり、
この1年8ヵ月に、3度の宿泊旅行に出かけました。
この3度の「旅」を振り返って、
自分の「旅」から、シニアの「生活意識」を
考察しようと思います。

 

1度目は
『トワイライトエクスプレスで行く、北海道の旅』

30年振りの「夫婦二人旅」は、
あのトワイライトエクスプレスで始まりました。
お互いの母親も乗った「トワイライトエクスプレス」。
一度は乗りたいという思いが、一致しました。
チケットを取るのに、日本旅行さんにお願いしたので、
ツアーは、ちょっとリッチな旅となり、
<定年を迎えた私たちの“ご褒美”ツアー>
というところでしょうか。
長年忙しく動き回ってきた時間との闘いから解放され、
「ゆったりした時間」を楽しむ「プチリッチな旅」です。

 

2度目は
『しまかぜに乗って、息子夫婦とお伊勢参り』

息子も結婚して丸2年。
一度は、一緒に旅行をしたいという
私たちの気持ちを実現させたのが、この旅行です。
子供との旅行も20年振りです。
伊勢神宮の式年遷宮は済んでいましたが、
おかげ年の最後というタイミングです。
<“しまかぜ”に乗って、美味しいものを食べに行こう>
と、息子夫婦を無理に誘って出かけるので、
ちょっと高くつきますが、全てこちら持ちです。
孫ができると、子供夫婦中心の旅行となるので、
それまでの「限られた時間」を使った「大人旅」です。

 

3度目は
『夫婦二人で楽しむ。東京ディズニーリゾート』

子供が小学生の時に「家族旅行」で行ってから、
20年ぶりに出かける東京ディズニーランド。
夫婦二人だけで出かけて、どのように楽しむの?
という思いもあり、<抵抗>はありましたが、
それが段々と<期待感>に変わり、
入ってしまうと、そのムードに<浸りきる>
自分がいました。
2日目には、初めて東京ディズニーシーにも行き、
若い子たちのグループや三世代家族の中に混じり、
多少違和感を感じながらも、
気にせずに楽しむ60代夫婦。
周りから見れば、どう映ったでしょう?
若い子たちに負けず、
両日とも閉園時間まで中にいたのですから・・・。
しかし、周りの人の目が全く気にならなくなり、
二人で行って、良かったと思います。
今度この場所に戻って来るときは、
孫と一緒になるだろうと思うと、
二人が主役で楽しむことは、もうないでしょうね。
「若い頃の時間」に「タイムスリップする旅」です。

 

「旅」から生まれるもの。

マーケッターの悪い癖は、
何かと言うと、キーワードを探したり、
体系化したりすることです。
実際に、自分が当事者になると、
そんな事は、どうでもいいように感じます。
しかし職業柄、自分なりに分析してみると、

60歳を迎えるまでなら、
「旅」というと、<非日常>を感じるために
出かけるような気がします。
いつもと違う空間、いつもと違う時間の流れを
感じるために出かけているように、捉えられます。
しかし、60歳を過ぎると、
「旅」は、<新しい日常>を発見するものになります。
シニアにとって、根底にあるのは「時間」です。
仕事を離れたとき、日々をどう過ごすかが、
自分の中でのポイントになります。
新たに作る『家族の時間』。
夫婦が共有する「時間」が、必然的に多くなるので、
その時の会話のきっかけに、
「旅」があると考えられます。
目的は、これからの「夫婦の時間」を
どのように過ごすかを見つけることです。
「時間」を中心に考えてみると、
シニアの生活が、見えてくるのではないでしょうか。

 

Yamauchi

 


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