日々のヒラメキ

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健康を願い、1年を締めくくります。

date  2014.12.16

11月22日と23日に、
大阪のお祭の1年を締めくくる「神濃祭」が、
ビルに挟まれた少彦名神社で行われました。

神社は、
市庁のある淀屋橋と、証券取引所のある北浜を
東西に結ぶ土佐堀通りの南の道修町にあります。
そこは、豊臣時代から薬の町として親しまれ、
江戸時代には、薬を全国に売るお店が、軒を連ねました。
その流れが今も残り、多くの薬メーカーが並んでいます。

 

「神農祭」

は、通称“神農さん”と呼ばれ、
1年、健康に暮らせたことを感謝し、翌年も元気に暮らせることを祈ります。
その時、「張子の虎」を授かり、
家で、家族が寝ている部屋か、家の西南の所に、1年間飾ります。
(「虎」と言っても、阪神タイガースとは関係ありません。)

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大阪の1年は、
“えべっさん”で始まり、“神農さん”で終わります。

年の初めに、商売繁盛を願い、1年の終わりに、健康を感謝する。
「お金」で始まり、「健康」で終わる。
何となく“大阪的”。

授かるのは、
“えべっさん”は「福笹」(孟宗竹の枝に、お札や吉兆など福飾りをつけます)。
“神農さん”は「張子の虎」(五葉笹に、張子の虎がついています)。
共通する笹にも、人々の想いを込めた意味があります。
「孟宗竹」は、節目正しくまっすぐ伸び、葉は青々と茂る、という意味から、
「五葉笹」は、枝分かれしない1本の笹で、葉が落ちないと聞きます。

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町は、街になり、都会へと変わっていく。
この少彦名神社も、ビルに囲まれ、普段はひっそりと佇んでいます。
参道になる街並みも、平日はサラリーマンが行きかい、
休日は、ひっそりと静まり返ります。
そんな街に、この2日間は昔ながらの露店が並びます。

スマートボール、射的、パチンコ。
りんご飴、ベビーカステラ、芭蕉せんべい、カルメラ焼き。
小さい頃に行ったお祭りの出店が、今もそこにはあります。
そんな郷愁もあるのか、年々参拝されている人が増えているように思います。

高齢者が増えているからか、
ふれあいのある町の暮らしが、見直されているからか、
古き大阪の伝統や歴史など、地元を知ろうという意識の高まりか。
いずれにしろ、
≪古きもの≫にも意識が向いているのは事実です。

 

“地方の時代”

と言ったのは、いつの頃でしょうか。
“地方の再生”とは、単に企業を誘致し、ビルを作り、
新興住宅地を増やすことではなく、
そこに住む人たちが、自分たちの町の暮らしを見つめ直し、
人のつながりと、行きかう人たちとの交流を深める。
そして会話が生まれ、人のぬくもりを感じる。
そんな日々の暮らしを、大切にするところから、
町はすこしづつ、生き生きとしてくるのでしょう。

 

 

 

Yamauchi


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