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2015年、福袋に見るソーシャルな可能性

date  2015.01.09

急激な冷え込みとともに訪れた新年の福袋商戦。

今年も流通小売各社の知恵を絞った福袋が登場した。
2015年の景気動向については、様々な観測があって、
ある意味それらを裏付けると言えそうなのが、

福袋の販売動向だ。

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メディアの報道を見る限り、
「それほど悪くない」といった印象だろうか。

ここ数年続いている傾向のひとつが「体験型」と言われるもので、
非日常的なものから、旅行ツアーの延長線上にあるようなリーズナブルなものまで、
幅が広がっている。

 

話題性をアピールするものでもあるため、
各社とも趣向を凝らし、年内から宣伝に力を入れていた。
結構高額な価格帯なのだが、結果は各社完売のようで、

コト志向は今後も続きそうだ。

 

一方、にわかに脚光を浴びたのが「インバウンド消費」ならぬ、

海外からの観光客による福袋の購入だ。

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福袋というもの自体が珍しいようで、
むしろ楽しく、しかも実用的なショッピング「体験」として好評のよう。

 

観光客需要は、通年でも大きな存在になっているので、
来店が見込まれる百貨店などでは、スーツケース+α(メイドインジャパン製品)など、
訪日客を意識した福袋を多数用意したようだ。

富裕層向けの高額な宝飾品なども、海外の嗜好を意識したものが目に付く。

 

全体的に見ると、
食料品や実用品といった「堅実志向」の福袋も好調のようで、
幅広く多様な福袋ニーズへの対応が伺える。

 

このように、「中味が見えない福袋」が一般的だった昭和時代に比べると、
その年その年の消費ニーズに合わせ修正し、変化してきた福袋だが、

今ふたたび「中味が見えない」に
注目しても良いのかもしれないと感じている。

 

「欲しいもの以外要らない」というネガティブな発想ではなく、
「自分ではしない選択だけど新鮮」というポジティブな感覚で、
しかも「福袋」という商品を通じてコミュニケーションを感じられるような、
小さなサプライズのある売り方が考えられないだろうか。

例えば渋谷の、若者に人気のファッションビルでは、
福袋の中味の交換会が恒例で行われ有名だが、
今年は、訪日客との間で交換会をしている光景が見られたとか。

そんな雰囲気になれる場を用意してあげれば、
結構自然にコミュニケーションが発生するのではないだろうか。

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或いは、ここ数年話題になっている「図書館の福袋」のように、
実用品をあえて中味がわからない福袋仕立てにして、コメントを添えて販売し、
お客さんに選んでもらう楽しさを提供するとか。

 

成熟消費時代の日本らしい、
ソーシャルなコミュニケーションが図れる福袋が来年には登場するかも知れない。

 

 

 

Kikuchi

 


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