REPORT

2021.09.17主婦に聞く!日常のメディア接触は何が一番多い?

30代~70代の女性は、日頃、どんなメディアと接触しているのでしょうか?どんなメディアからニュースや、暮らしの情報を得ているのでしょうか? 弊社専属の女性コミュニティ「シュフクリーム」と、主婦モニター「LiNS」にアンケート調査を行いましたので、ご紹介します!

【調査概要】

テーマ
メディア接触
サンプル数
113
アンケート期間
2021年6月11日~28日
年代
30代~70代の女性
対象エリア
関東、関西、中部、山陽、九州

Q1.各メディアの接触時間は一日でどれぐらいですか? (n=113)

【TV】

TVは、1日2時間~3時間見ている人が一番多いようです。

【ラジオ】

ラジオは、7割弱の人が聴いていません。
聞いている人も、30分以内の人が多くなっています。


【新聞】

新聞は、約5割の人が見ていません。
しかし、4割弱の人が1日30分以内でも、接触しているようですが、
短い時間になっています。

【雑誌】

雑誌は、7割弱の人が見ていません。
見ている人でも、30分以内が多く、そんなに利用していない印象ですね。

【パソコン】

パソコンは、時間帯が分かれました。
5時間以上利用している人もいます。
事務系のお仕事している人であれば、
8時間ぐらい毎日パソコンに向かうことも多いので、仕事柄ということもありそうです。

パソコンを利用しない人が2割弱、TVを見ていない人が5%弱となっていますので、
TVの方が触れている人は多いですが、
パソコンも8割の人が毎日、30分以上接触していることが分かります。

【タブレット端末】

タブレット端末は、8割弱の人は利用していないようです。
パソコン、携帯に比べても、利用時間はかなり少ないです。

【スマートフォン・携帯電話】

スマートフォン・携帯電話は、2%以外の人、
つまり98%が毎日30分以上接触しています。

30分~1時間ぐらい利用する人が最も多く、2割以上の人が3時間以上接触。

パソコン、TVを抜いて、
今は、携帯電話・スマートフォンが
一番身近なメディアだと言えますね。

Q2.ニュースはどこから情報をとることが多いですか?
あてはまるものをお選びください。 (n=113)

ニュースを取得するメディアとしても、
スマートフォン・携帯電話が1位。

主婦の8割を超える人が利用しています。

続いてTVも8割弱の人が利用。

この2つのメディアが中心となっています。

Q3.暮らしの情報は、どこから情報をとることが多いですか?
あてはまるものをお選びください。 (n=113)

暮らしの情報を取得するメディアも、
ニュースと同様、スマートフォン・携帯電話が1位。

8割の人が利用しています。

TVは、7割弱になり、ニュースに比べ1割減少。

今や、主婦の20代~70代の一番身近なメディアは、
年代を超えて、
スマートフォン・携帯電話ですね!

Q4.最近接触が増えたメディア、減ったメディア、変わらないメディアを教えてください。
(n=113)

【TV】

TVは、4割の人は減少したメディアとしています。
増えた人は1割に満たないです。

主婦に気持ちや理由を聞きました。

<減った理由や気持ち>

●TVの情報は偏りがあり、見なくなった。

・TVの情報には偏りが感じられるので、ネット情報を主に見るようになった。
(関西 50代 パートタイマー)

・コロナ禍で、誤った情報発信やネガティブ報道ばかりが目に付き、
嫌気がさしてしまい、テレビ離れが加速。

(関西 50代 フルタイム)

●TVは面白いコンテンツがない。

・TVはほとんど面白いコンテンツが無いので朝の時報代わりと天気予報、
ニュースしか見ない。
(関東 50代 パートタイマー)

・テレビの情報は自分の欲している情報はほとんど得られないので視聴しない。
 番組やCMが不愉快なものが多い。 
 (関西 60代 専業主婦)

●TVを見るより、家事を優先。

・昔は時計代わりに朝ドラを見ていたが、興味がなく、家事を早くすませる方を優先。
(関西 70代 専業主婦)

●スマホを見るようになり、地上波は減少。

・YouTubeやプライムビデオをスマホ、パソコンでみるように。
地上波はほとんど見ない。
(関西 40代 パートタイマー)

●スマホで漫画を読むようになり、ドラマを見なくなった。

(関東 50代 フルタイム)

●TVは音がうるさくて、疲れるように。

・テレビは、音が少しうるさくて疲れるようになった。スマホやパソコンは音がしないし、
 文字の大きさも読みやすくできるので利用が増えた。
 (関東 60代 専業主婦)

●コロナ情報がしつこいほど多い。

・コロナ情報がしつこいほど多い。試聴率云々と言われる辺りからテレビ離れした。
(関西 60代 専業主婦)

【ラジオ】

ラジオは2割弱の人が減ったと回答しています。
増えたメディアとしては、5%を満たしません。

<減った理由や気持ち>

●コロナ禍で車に乗って外出が減り、聴く機会が減った。

・ラジオは、緊急事態宣言により車に乗る機会が減り、聴く機会が減った。
(関西 40代 パートタイム)

●携帯があればいいので、ラジオは減った。

(九州 50代 専業主婦)

【新聞】

新聞は2割強の人が減ったと回答しています。
増えたメディアとしては、5%を満たしません。

<減った理由や気持ち>

●新聞は、広げるため場所や時間を選ぶ。

・新聞は広げることで場所や時間を選ぶが、携帯ならは自分の好きなタイミングで
 見たい記事をピンポイントで読める。
 (関西 40代 パートタイム)

●コロナの影響でチラシが減り、
そもそもほぼ読んでいなかったので、やめた。

(関西 40代 パートタイム)

●4月の値上げと同時にやめた 。

(関西 50代 フルタイム)

●新聞はスマホ、テレビで対応できるし、節約のため解約。

(関西 60代 フルタイム)

●スマホの方が早くて手っ取り早い。

・新聞は取ってはいるが、スマホのニュースのほうが早くて手っ取り早いし、
 知りたいことが自分から調べやすい。
 (関西 50代 パートタイマー)

【雑誌】

雑誌は、3割を超える人が減ったと回答。
増えたメディアとしては、5%を満たしません。

<減った理由や気持ち>

●携帯で雑誌を読むため。

・dマガジンを購入して読むようになった。dマガジンにしてから
以前よりいろいろなものをよく読むようになった。

 (関西 50代 パートタイム)

雑誌は携帯のDマガジンを利用、ほとんど買わなくなった。
  (関西 60代 専業主婦)

●コロナ禍で本屋に行かなくなった。

・雑誌は本屋さんになかなか行かなくなったから。
 (関西 40代 パートタイム)

・出かけたときに雑誌を買っていたが、外出が減り、
 雑誌を読むことも減った。
 (関西 60代 専業主婦)

●携帯の方が新しい情報が多い。

(関西 40代 パートタイム)

●雑誌は家での置き場に困り、捨てるのも面倒。

(関西 40代 フルタイム)


【パソコン】

減ったメディアとしては、2割強ですが、
増えたメディアとしては、15%です。

<減った理由や気持ち>

●携帯で事足りるので、パソコンをたちあげなくなった。

・調べ物や買い物など、スマホで用事が済むことが多くなったから。
(関東 50代 専業主婦)

・スマートフォンで事足りているのでパソコンは開く回数が日に日に減っている。
(関東 60代 専業主婦

<増えた理由や気持ち>

●コロナ禍で、パソコンでドラマや映画を観ることが増えた。

(関西 40代 専業主婦)

●料理レシピをパソコンで調べて作ることが増えた。

・今までよりお料理レシピをパソコンで調べて作ることが増えた。
本で調べるよりすぐわかり、人で味が異なるので、コウケンテツや他の料理人の
レシピを食べ比べたりして、楽しんでいる。
(関東 60代 専業主婦)


【タブレット端末】

減ったメディア、増えたメディアともに1割を満たしません。
あまり、変動がないと言えます。

<増えた理由や気持ち>

●コロナ禍で、パソコンでドラマや映画を観ることが増えた。

・アニメ・ドラマ・漫画・小説を無料配信サイトで見ているから。
(関西 50代 パートタイム)

・タブレット端末は、無料でドラマ等が見ることができるので。
昔見ていなかったドラマ、見ていたものも、見ると懐かしく感じられる。
(関西 50代 専業主婦)


・時間があくと、タブレットを見ている。
(関西 60代 パートタイム)


【スマートフォン・携帯電話】

6割強の人が増えたメディアとして回答。
減ったと回答した人はわずか1%です。

<増えた理由や気持ち>

●コロナ禍で、自宅にいる時間が増え、携帯を触る時間が増えた。

・コロナで緊急事態宣言が出たので家で過ごす時間が増えたので増えた。
パソコンはスマートフォンが代わりをするので減った。(関西 60代 専業主婦)

・自宅にいる時間が増えたのでずっとスマホをいじっているようになった。
 (関東 50代 パートタイム)


●携帯は手軽で、すぐに得たい情報を得ることができる

・携帯が増えた。手軽にいつでもどこでも利用できるので、ついつい空き時間に見てしまう。
(関西 50代 パートタイム)

・携帯の方がパソコンより手軽なので、使う回数が増えた。
 (関西 60代 パートタイム)

●スマホはずっと持ち歩いている。

・家の中で手元にあるスマホを見ることが多い。(関西 40代 パートタイム)

・スマホはずっと持ち歩いている テレビ見ながらも使用することが多い
(山陽 50代 パートタイム)

●スマホは、場所を選ばずに、異動中でも、どこでも使える。

・スマホが便利なので、移動時間などに利用するので使用時間が増えた。
 (関西 40代 パートタイム)
・スマホはどこでもみれるし、手元で操作できるから、TVはスマホをみるので減った。
 (関西 50代 フルタイム)

携帯ギガ使い放題で、すぐに調べられる。

(関西 40代 フルタイム)

●スマホで動画を見るようになった。

(関西 40代 フルタイム)
ここ最近、60代以上のシニアも、
スマホで、You Tubeなどの動画配信サービスを利用する人が増えた印象を受けます。
定性調査を見ていると、新聞やTVなどの情報を鵜呑みにするのではなく、
生活者自らが情報を取捨選択する時代になったと改めて感じます。
若い世代は、当たり前なことかもしれませんが、
シニアも、スマホで自分が確かだと思う情報を調べています。

新聞や雑誌などの紙媒体の購読が減り、
手軽に欲しい情報をすぐに得ることができ、場所を選ばずに利用できる、
スマートフォン・携帯電話が便利な時代です。

商品やサービスを提供する側も、発信する内容の質と、
オンラインでの情報の強化が求められますね。

では、また!