Q1. いろんな食材の値上がりがありますが、節約意識は高まりますか?
節約意識は、
昨年10月頃の値上げ時は、暮らし向きは、
「今までと変わらない」と回答した人が半数以上
だったのに対し、
今年4月の調査では
「節約意識が高まる」と回答した人が約7割
にのぼる結果に。
生活者の節約意識が高まっています。
2021年10月頃は、制度変更や原料費の高騰、増税などにより、
小麦、マーガリン、パスタ、コーヒーなどの価格が値上げされました。
今回は、小麦粉、パスタ、パン、醤油、食用油、乳製品が値上げされ、
今後、菓子製品(チョコレート菓子・ポテトチップ)、カップ麺が値上げ予定です。
日々の食材が値上がりするのは、家計に大きな影響を与えますね。
主婦の皆さんは、どんな工夫を考えているのでしょうか。
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Q2.食品の高騰に伴い、どのような工夫をしようと思っていますか?(複数回答)
食品の高騰に伴う工夫点として、
「特に何もしない」と回答した人が
昨年10月の値上げ時は3割だったのに対し、
今年4月には16%に減少。
その他の項目は、2021年10月時をすべて上回り、
節約のために、具体的な行動をしようと考えている人が多くなっていることが分かります。
節約の工夫として、リアルな声をまとめてみました。
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Q3.食品の高騰に伴い、どのような工夫をしようと思っていますか?
1位:安い時にまとめ買いをする
・今までは買いだめをしていなかったが、価格が高くなって生活費が大変になるので、
安売りの時に1つだけでなく2つ買うなど、買い置きをした方が良いのではと思っている。
(関東 50代 パート)
・安い時に購入して買いだめしているが、将来は高い物を購入する羽目になるのだから、
ささやかな抵抗だ。今、ボスコオリーブオイルが店によって、1本200円の差があるので、
チラシを隅々まで見ている。
(関東 60代 専業主婦)
・チラシをよく見て安い時にまとめ買いをすることに決めた。
食品以外も電気やガスも値上がり、年金は減り、危機感がある。
(関西 70代 専業主婦)
2位:安い物を探す
・ひたすら安い店を探す。
(関西 40代 パート)
・その日に食べるのであれば割引セールの物を買ったり消費期限ぎりぎりの物でも買う。
1日位過ぎても死にはしないだろうと思って。高い商品でも半額で買えたりするので。
(関西 60代 専業主婦)
・業務スーパーに行ったり、安い物を探すようにしている。
(関東 60代 専業主婦)
3位:値上げした商品の購入量を減らす
・油が上がったので、揚げ物を減らす。
(九州 40代 パート)
・サラダ油など必要な物は、安い時、賞味期限をしっかり見て効率の良い買い方を
するようになった。
(関東 70代 専業主婦)
4位:他の商品で代用する
・コーヒーを淹れる回数を減らして、ハーブティーなどを買った。
(関西 50代 専業主婦)
4位:手作りする
・手作りを心掛け、高い食材をなるべく使わない献立を考える。食費が上がるのは腹立たしい。
(関西 40代 専業主婦)
5位:ブランドチェンジ
・もっとPB商品を買う。最近のPB商品はメーカーが作っており、メーカー品と遜色無いから。
(関西 50代 パート)
その他には、以下のような声もありました。
●メニューを工夫する
・安い食材でメニューを工夫する。スーパーで安くなっている食材を買って、
ネットでメニュー検索。
(関西 40代 パート)
・できるだけ少ない材料で料理することを考える。
(関西 60代 専業主婦)
・今まではメニューを決めて、必要な物を購入していたが、最近はお店に行ってから
安くなっている物を購入し、それからメニューを考える。
(関西 60代 専業主婦)
●チラシをチェック
・普段以上に商品の値段を確認して、自分の中の底値データの更新をする。
特売の商品のチェックをしてストックの確認をする。
(関東 60代 専業主婦)
・チラシチェックをしたり、友達と安く買える店などを情報交換している。
(関西 70代 専業主婦)
●無駄をなくす
・購入した食材は無駄にならないようにしたい。買う時も必要か?よく考え、
買った物は余すことなく使い切る。
(関西 50代 パート)
・物、食材を大切に使い、無駄にせず、使い切る。簡単に捨てない。
(関東 60代 パート)
今まで以上に、「無駄な物を買わない」
意識の高まりを感じると同時に、
「情報に敏感」な様子も窺えました。
新型コロナウイルスがいつ頃終焉するのか、戦争がいつ終わるのか、
不透明な部分が多く、今後もどこまで価格が高騰するのか予測が付きません。
先行きが見えない不安の中、主婦は今まで以上に財布のひもを
きっちり握ろうとしているのかもしれませんね。
今後も生活者の意識の変化を見ていきたいと思います。