Q1.2021年秋は食品の値上げが相次ぎます。節約意識は高まりますか? (n=96)
値上げでも、暮らし向きは、
「今までと変わらない」が6割弱。
節約傾向が高まるのかと思いましたが、
「節約傾向が高まる」はたった6%。
「やや高まる」を加えても4割弱となりました。
年代別の節約意識をみてみましょう。
【節約意識】
<30代>
・スーパー巡りして安い店を探す。それか、もう買わない!笑
2人娘が良く食べるようになって食費がかかるようになってきたので、
節約意識は高まった。
(30代・関西・専業主婦)
・旦那がたくさん食べるので、安い食材でかさまししようと思う!
(30代・関東・フルタイム)
<40代>
・安い時に買っておく…と思うが、日常の事なので、少し上がっても買う。
他の事で節約してやりくりする。(40代・九州・パート)
・安売りの情報をチェックし、買い置きもし過ぎないようにする。
(40代・関西・パート)
<50代>
・一時的に節約しても仕方ないと諦め、普段通りに消費していく。
無駄な廃棄が無いように気を付ける。
(50代・関東・専業主婦)
・無理に高い時に買わなくても、材料を工夫して、
全部そろわなくても満足できるようにする。
(50代・関西・専業主婦)
・値上げに伴い、値段は変わらなくても、商品の内容量が
減っていると、最近すごく感じる。(50代・関東・パート)
<60代>
・夫婦2人の生活なので、消費量はたかが知れている。
大量に使う場合は考えるかもしれないが、その場面もコロナで無い。
大量に料理を作る集まりにはいかないし、行けないし。
(60代・関東・専業主婦)
<70代>
・年金が少し下がり、危機感がある。
チラシチェック、ディスカウントを探して買う。
(70代・九州・専業主婦)
・前は安ければよいと思っていたが、健康志向が高まり、
安全で質の高い物にこだわり、価格をあまり気にしない。
(70代・関東・専業主婦)
今回の値上げは生活必需品が多く、
30代・40代の育ち盛りの子供がいる世代は、
子どもの成長と共に消費量も増えていくので、
節約意識は高い傾向にあるようです。
50代は今まで通りと答えた方が多く、
材料を工夫したり、無駄をなくすなどの工夫で
乗り越えようとしています。
60代・70代は夫婦2人暮らしで、
価格より、商品の質を意識して購入する傾向。
家族も少ないので、
値上げの影響は少なく節約意識は低いようです。
Q2.食品の高騰に伴い、どのような工夫をしようとおもっていますか?
複数回答(n=96)
工夫は「安い時にまとめ買いする」が約半数。
続いて「安い店を探す」が25%。
「特に何もしない」も30%。
具体的な対策の声は、以下です。
■商品を安い物に変えた
・犬のフードを安い物に変えた。
(40代・関西・パート)
・業務スーパーで扱う格安の小麦粉の情報をSNSなどで調べた。
味や製造元に納得がいったので、普段買っていた物から乗り換えて、
さっそく子ども達とピザを作った。
安い食材でも、少しの手間を加えて楽しい食卓にしたい。
(40代・九州・パート)
・レギュラーコーヒーはかなり買い置きした。
(60代・関西・専業主婦)
■キャンペーンを利用した
・ロハコのPay Payポイントのキャンペーン時に購入。
あとはいつも通り必要な物を必要な時に購入。
普段はあまり広告もみない。
(50代・関西・パート)
■ディスカウントチケットを利用
・ディスカウントチケットで株主優待券(割引券)を買って使う。
百貨店(伊勢丹、近鉄)の割引カードは持っているが、
コロナ禍であまり使えず、株も下がったので、
株を買うよりディスカウントチケットで対応したい。
(50代・関西・パート)
■値上げ前にまとめ買いした
・強力粉を値上げ前に多めに買った。
パスタも日持ちするので買い置きした。
(70代・関西・専業主婦)
値上げは11月以降にも次々実施されていきます。
11月は家庭用冷凍食品や食用油、電気・ガス料金、
タクシー料金、12月はハサミなどの文具など。
原材料の高騰、輸送費の高騰があり、
値上げはやむを得ないのかもしれませんが、
普段の生活の中でやりくりする主婦にとっては大変です。
今後も生活者の意識の変化を見ていこうと思います。
では、今日はこの辺で!